今日の気分はどうだい?

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給料未払いだった話_03【必死さが足りない】

 

 

こんにちは。つづみです。

 

 

前回、

問題の会社で働き、雇用や給料を曖昧にされていたことを書きました。

 

 

仕事は働きながら覚えるもので

徐々にできるようになるもので

会社は育てる義務があると思うのです。

 

 

が、

その社長は

”一人前にならないと給料は出せない”

の一点張りでした。

 

 

その後いろいろ調べていく中で

給料未払いだったり違法な労働をさせている会社では

この発言は度々見受けられるようでした。

 

 

中途だから厳しい扱いを受けるのか

私が気にくわないのか、、、

とても悩みました。

 

 

私は

今までと違う職種で自分がどう立ち振る舞えはいいのかわからず

冷静になればできるような業務にも手こずっていました。

 

というのも正解を教えてもらえず

現場での仕事が終わり事務所に戻ってから

”さっきのあれはなんなの?”

と問い詰められることがほとんどで、

こういう風に動いて欲しい、こういう発言には気をつけてと

事前に言ってもらうことはなく

 

事前にこの日はどう動いたらいいですか?と聞くと

当日教えるよ。

当日、これ終わったので次これやろうと思いますが他にありますか?と聞くと

ないよ。

という感じでした。

 

今思えば私ももっとうまく動けたなあ、と思いますが

あの環境で、この社長とうまく出来る人はいないと断言できます。

 

 

社長と関わるようになって半年ほど過ぎた頃

”仕事ができない奴に給料は払えない”

という旨のことを言われ過ぎて

私はボロボロになっていました。

 

 

給料をもらえない私はできない人間なんだ

という意識からなにに対しても自信がなくなり

友達に会っても気晴らしにもならず常に暗かったと思います。

 

 

私はあまり感情が表に出るタイプではなく

表情から感情が読み取りにくいと言われます。

 

それは

新卒後からやっていた仕事が

人にアドバイスをしたり説教じみたことをしていたので

感情を出すことによって相手を不安にさせてはいけないと強く思っていて

仕事中=感情をコントロールする

が身に染みつきすぎていたのです。

 

 

疲れていても疲れた顔はしちゃいけないし

2日寝ていなくても眠そうにしない、とか

いつも冷静に全体を見ている人を演じていたのです。

 

 

社長にも私の感情は伝わりませんでした。

 

 

私が困っていても迷っていても

顔は変わらず冷静に見えてしまうため

なにかを相談しても

”なんでこんなことを相談してくるんだ”

という感じだったのかもしれません。

 

からしたら

こんなに困ってて急いで相談したのに

たった一言で終わった、、、という感じでした。

 

お互いの認識が常に現場ですれ違い

現場を重ねたのちに社長から言われたことは

 

 

”お前は必死さが足りないんだ”

でした。

 

 

こんなに頑張ってこんなこともやりました!

だから給料をください

ってなったら給料をやるというのです。

 

 

必死さが伝わらないから

お金がなくなったら死に物狂いでやるんじゃないか

という意味もあって給料を先延ばしにしていたというのです。

 

 

こいつ頭おかしい

と思いながら、

私は心も身体もボロボロになりながら、

ただ感情が伝わらないだけでこんな仕打ちを受けるのか

絶望しました。

 

 

それまで

この仕事のこと、会社のことを

だれかに相談したことはありませんでした。

 

 

なんでも順調に見せようとしてしまっていました。

 

 

所属のアーティストのファンが減っているとか

内部でこんな問題が起きているとか

そういったことはいくら同じ業界の人でも言ってはいけないものです。

 

ましてや給料が支払われないなんて

会社の印象は最悪です。

 

そのようなマナー的なものにプラスして

私は人の悪口をあまり言えないのです

 

 

それでも半年もボランティアをしていて

私はもう崩壊寸前だったため

以前より仲が良かった同じ業界の少し年上の友達に

事情を話しました。

 

友達は私の性格も知っているため

真面目に仕事に取り組んでいることも知っているし

一緒に仕事もしたことがあるから

それがどれほど真面目なのかも知っています。

 

 

事情を話してすぐに

”今すぐにやめろ”と言われました。

 

 

それから

私は社長を2人で話すときは

その会話を録音するようにしました。

 

 

月に3日も休みがないこと、

休みの日もパソコンを持ち歩きすぐに作業ができないと怒られること

給料が払われず、会社に行くたびに交通費でマイナスになること

 

もう限界でした。

 

 

 

 

続きます。