今日の気分はどうだい?

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給料未払いだった話_02

こんにちは。つづみです。

 

 

前回、問題の会社との出会いまで書きました。

 

 

 

個人事務所を経営しているその社長とは

2〜3年前に1度イベントで会ったことがあり

連絡先も知らないままでした。

 

 

久々に会おうよという話になり、

仕事で悩んでいること、

今後はこういうことをやりたいという話などをしました。

 

 

そのときから

社長は自分の武勇伝ばかり話していて

 

私の悩みを踏み台に

”俺はこんなに大変だった””忙しかった”

という話で終わらせる人だということを気付けなかった私は

若さなのか勢いだけだったのか、、、、

 

 

 

社長の事務所に所属しているアーティストの話を聞いたり

一緒に仕事をしている人を紹介してもらったり

急激に距離は近くなっていきました。

 

 

それほど年齢は離れていなかったのですが

そのチームの中では”最年少の唯一の女”だったせいで

意見を求められることも多くありました。

 

 

そして、

うちに来ないかという話になりました。

 

その仕事はしたいということ。

月に最低15万はないと生活は苦しいということ。

(この15という数字は絶妙なんです、新人なら妥当かと)

を伝えたところ

それなら問題ないね、よろしくという流れから

私もそのチームの一員になりました。

 

 

元々やっていた仕事を辞めるまでに

半年ほどかかりそうだったため

しばらくは両方の仕事をするということになりました。

 

 

最初は研修だと言われ

現場での仕事や、先輩に教わるときの交通費などは自腹でした。

 

 

元々やっていた仕事の合間に

社長とスケジュールを合わせて事務所にいったり現場にいったり

休みのない期間がしばらく続きました。

 

 

所属のアーティストがデビューするタイミングだったということもあり

イベントや全国ツアーで月の半分は家にいない生活。

元々やっていた仕事の方は籍だけ残っているような状態でした。

 

 

何度か社長に

「前職の方は来月くらいで正式に辞められそうです」

「契約とかってどうなりますか」

 とやんわり伝えていたのですが

いつも曖昧なまま流されてしまっていました。

 

 

私のことをほしいと思って会社に誘ってくれたのであれば

そこからの段取りはしてほしいという気持ちもありましたが

社長はいつも

「俺は独立する前の仕事で給料がほしいなんて言ったことがない。

 いりませんって言いながら仕事をしていたら自然と給料は増えて言った。」

といつの時代かわからない話をするので

これは給料をください、と私にいうなという暗示か?と思っていました。

だからはっきりと言えませんでした。

言ったらそれだけの仕事をしているのか?と責められ

前職を辞めてしまったから戻る場所もない、

この状態で野に放たれるのだけは勘弁でした、、、

 

 

私としては

給料をもらってこそ仕事であって、

一人前でないところから成長することも仕事である

と思うのです。

 

 

ただ、

そんな常識は彼には通じませんでした。

 

 

 

続く。